叶屋おいでおいでと風に揺れる暖簾に誘われ店の中に入る。久しぶりの「叶屋」だ。 五角形を半分に割ったようなカウンターに座るとまずは熱燗¥280を頂く。 熱燗といっても徳利ではなく桝で来る。 時を経て角のとれた桝が店の空気の丸さを象徴するかのようだ。 グラスの中の酒は程よい熱さで、桝にこぼしたおまけも思い切りが良い。 壁に貼られたお勧めメニューから、たらの芽の天ぷら¥370を頂く。 軽いあがり具合が香りの高さと独特の苦みを優しく伝える。 一品料理¥320~、 焼き物¥380~、 揚げ物・天ぷら¥370~、 煮物・蒸しもの¥540~、 焼鳥(2~3本のセット)¥380~、 生もの・刺身¥580、 酢の物¥460~、 食事は焼きおにぎり¥190~お好み寿司まで。 実に多彩でしかもリーズナブル。 「叶屋」は大衆酒場の見本とも言うべき居酒屋である。 締めに鯵とまぐろのお好み寿司各¥210(2貫)を頂いた。 締めて¥1070也。 暖簾は相変わらず誘うように揺れている。 (2006.1.26) ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|